毎日新聞8月22日(日)の朝刊に掲載されました
先日取材を受けた内容が毎日新聞8月22日(日)の朝刊に掲載されました。
新潟のページですので、新潟でしか見る事が出来ない記事なのですが、帰省から帰ってきたのが8月22日(日)の夜だったため、新聞を購入できず、記事の内容を見る事が出来てませんでした。
しかし、今日里山センターの上村さんがカラーコピーした記事を持ってきて下さいましたのでようやく記事の内容を見る事ができました。
実はWeb上でも記事が見れました。
http://mainichi.jp/area/niigata/hito/news/20100822ddlk15070064000c.html
以下、記事の内容です。
-----—毎日新聞 2010年8月22日 地方版より引用----------
地域おこし協力隊員・多田朋孔さん /新潟
◇まず、その地に住む--多田朋孔さん(32)
今年2月、「地域おこし協力隊」のメンバーとして東京から十日町市の池谷集落に一家3人で移住した。
池谷集落の人口は、6世帯、15人(昨年3月現在)の高齢化集落。移住の動機について「地域おこしの基本は、まず自分がその地に住むことだ」と隊員としての信念を話す。
同集落に初めて訪れたのは昨年5月。当時、民間企業に勤めていたが、NGOが企画した「田んぼへ行こう」の企画に参加、田植えをしながら3日間滞在し、その後も草刈りや稲刈りにも参加した。
当時、リーマン・ショックの影響で景気は悪化。金融によって景気が左右されることに、「世の中、何かおかしいぞ」と漠然と思っていた時期だった。
この疑問に対する答えを見いだしたのが、同市地域おこし実行委の山本浩史代表の言葉だった。「この地が将来、立ち直っていかなければ都会への食料が供給できなくなる」。山本代表が後継者や食料問題に真剣に取り組んでいる運動に共感し、今年1月末に退社。同2月6日に妻と2歳になる長男の3人で引っ越してきた。
現在、地元産米の販売や旧池谷分校の体育館を交流施設にする改修作業を手伝う傍ら、米の付加価値を高めるために1700平方メートルの水田で、アイガモ農法による無農薬、無化学肥料の栽培を行っている。
「地域おこし協力隊」の派遣制度は、過疎地域の活性化策として総務省が09年度からスタートさせた。この制度を導入したのは、県内では十日町市だけで現在、15人の隊員が市内で活躍している。
派遣期間は3年の期限付きだが、多田さんは既に永住を決断。「自分がこの過疎地に住めることを実証しなければ、若い人が集まってこない」と地域おこしの原点を強調する。
そして「何もできない2歳の子どもが来ただけで、集落の人々は大喜びしてくれるんですよ」と、「明日の池谷」に夢を託した。【神田順二】
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■人物略歴
◇ただ・ともよし
大阪市出身。京都大文学部で考古学専攻。02年3月に卒業後、コンサルタント会社2社に勤務。
大学時代は応援団長も務めた。趣味は楽器演奏で、現在三味線を習熟中。

多田朋孔

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