10月8日アストラゼネカC-day


この日はアストラゼネカ社C-day で池谷集落の作業のお手伝いに来て下さいました。

C-dayとは高齢化する村を応援するプロジェクトで、全社員約3000名が同じ日に一斉に全国各地に散らばって集落のお手伝いをするというものです。

2006年より活動を開始し、5年目となる2010年は、10月8日(金)に全国61ヶ所で実施しているそうです。

今回、池谷集落には40名弱の方々がお越しになり、色々と作業をお手伝い頂きました。

その様子を詳細にご紹介させていただきたかったのですが、私が携帯電話を10月9日に落としてなくしてしまったため、C-dayの携帯で撮った写真データが全部なくなってしまいました。

別のカメラで撮っていただいていた写真が枚数は少ないですがありますので、そちらを掲載させていただきます。

まずは全体で集合して挨拶と体操をしました。
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今回の作業では以下を手伝っていただきました。

①米袋の運搬

②池谷分校改修作業

③稲刈り

④この日の全員分のお昼ご飯の準備

⑤籾殻の運搬

①の米袋の運搬はかなりの力仕事で、30キロ袋を100袋以上集会場に運んで頂きました。

ムラの方は高齢者ばかりで、津倉さんは「農家がこんなに高齢者ばかりになったんだから20キロ袋にしてもらいたい」とおっしゃるぐらいの状況です。

坂之上さんは「昔は60キロの米俵をひょいと持ち上げていたもんだ。」と懐かしそうにおっしゃっていました。

そんな中、アストラゼネカ社の若手約10名にお手伝いしていただいたので、午前中にはお米の運搬は完了するぐらいはかどりました。

村の人だけでやっていたらどれくらい時間がかかっていた事でしょうか。

②の池谷分校改修作業には約20名の人で色々な作業を手伝っていただきました。

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③の稲刈りでは隠居さん、津倉さん、はばさんのコンバインでの稲刈りを手伝っていただきました。

④のお昼の準備では女性陣が村のお母さん達と一緒におにぎりを作って下さいました。

⑤の籾殻運びは午後から行いました。籾殻は軽いので作業はすぐに終わるだろうとたかをくくっていたのですが、これが結構手間のかかる作業でしたので、急遽途中から稲刈り部隊にいた人を援軍として求めました。

最後に皆で集まり、新米を購入していただいたり、焼き芋を焼いたのでお土産に持って帰って頂けるようにお渡ししました。

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そして、記念撮影をしました。
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今回これだけ多くの方に作業をお手伝いいただき、本当にはかどりました。

ものすごく作業が進み、本当に感謝しております。

今回、C-dayでお手伝いして頂いて感じたことを以下に記載致します。

養老孟子氏の講演会に以前参加した時に「平成の参勤交代」をすべきだという話がありました。

これは都会で頭を使って仕事をしている人達は、会社単位で休暇を取って農村で身体を動かす仕事をすべきだという話です。その方が個人にとっては体と頭のバランスが良くなり、インプットとアウトプットのバランスが良くなるというメリットがあるそうです。

私は上記のメリットに加え、社会にとってのメリットも大いにあると思います。

農作業は農繁期には人手がかかります。昔はこれを大勢でやっていたのですが、現在は機械を使っています。

しかし、この機械を使う事によって農家の利益はかなり圧迫されているのが現実です。

農家がやっていけるようになるためには、機械を極力使わず、手数が必要な時には都会から会社員の方達が一斉に休暇を取って全国の農村に手伝いに行くというのは社会的にもメリットがある事だと思います。


農村の人にとってのメリットは機械が必要な作業を機械を使わずに出来るようになることでコストを抑える事ができ、農業で生活を成り立たせやすくなるという点です。農業で生活が成り立つようになれば後継者も育成しやすくなり、農村にも活気が出ると思います。


都会の人にとってのメリットは前述した汗を流して働く事で心身のバランスが良くなることに加え、農業の後継者が育成されることによって、都会への食糧の供給についての不安も減らしていく事が出来るようになると思います。


私は実はボランティア活動にはあまり興味がない人間でした。

というか、何かボランティア活動って自己満足とか偽善的な気がすると考えていました。

ですが、今回のC-dayのような取り組みはボランティア活動で相手のためなっていると同時に、自分のためでもあると思います。

高齢の農家があと数年で次々と農業が出来なくなった時、食糧自給率の問題は都会に住む人にとってこそ命にかかわる事であり、そういう意味では都会に住んでいる人が高齢化した農業を応援するというのはボランティアとか偽善ではなく、とりもなおさず自分の命を守る事につながっていると思います。

ですので、今回のアストラゼネカ社のC-dayのような取り組みが色んな会社で時期をずらして行なわれるようになってほしいと思いますし、今後はそういう流れになるように働きかけていきたいと思います。

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多田朋孔

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自然に囲まれながら、半分自給自足に挑戦しています
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