10月14日やねだん豊重哲郎氏講演会


この日は夕方からやねだん豊重哲郎 氏の講演会に参加しました。

やねだんは地域おこしの見本のような集落で、「行政に頼らない地域おこし」という形で地域おこしの取り組みをしており、数々の賞を受賞している集落です。

今回の講演会は十日町の市議会議員の主催でした。

座席の様子です。

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我々十日町市の地域おこし協力隊 メンバーも参加しましたが、最前列を陣取って聞くという気合の入りようでした。

まずは十日町市議会議長の涌井氏のご挨拶でした。

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続いて講師の豊重氏からの講演でした。
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豊重氏曰く「生まれてはじめての市議会議員主催の講演会です。」
これを聞いて十日町市議会もかなり頑張っているなと感じました。
今度、市議会議員と地域おこし協力隊の懇談会が10月25日に開催されますが、このような取り組みをして下さっているというのは本当に素晴らしい事だと思います。

豊重氏の講演はとても素晴らしかったです。

全部の内容を記載すると冗長になってしまいますし、書く私も読む読者の方もかなり大変になりますので自分が印象に残った部分を簡単に書いてみたいと思います。

①スタート2~3年の土台作りがとても重要で大変だった

集落の人達からの要望で公民館長になった豊重氏でしたが、それでも地域おこしのために色々な取り組みをするにあたっては積極的な味方は最初は1%(300人の集落なので3人)しかいなかったそうです。

集落の中には反目者もいたようです。

それをあの手この手で集落に味方を増やしていき、土台づくりをしていったのですが、豊重氏曰く

「急がんでもよい」

という事でした。

まずしっかりとした土台づくりができるという事が最も重要で、どういう取り組みをするかという事は土台さえしっかりしていたら何とでもなるというのは自分もそう感じました。

その土台づくりをするにあたって、「人はどうやったら説得ではなく、自ら納得して動いてくれるのか」など、地域おこし以外にも組織運営に共通する重要なお話がありました。

池谷集落においては震災以降5年間の活動によって、幸いなことにこの最も重要で難しい土台づくりがしっかりできていると思います。なので、今年の様々な新しい取り組みに対しても集落の理解があるので進めやすいです。

②地域おこしは「人海戦術」

子供たちやお年寄りなどがボランティアでさつまいも等を栽培し、それを原料とした焼酎を作ったり様々な取り組みをしてこられたそうですが、基本人件費をかけず、集落の人達の得意分野を活かして地域おこしの活動に取り組んでこられたそうです。

池谷集落では圧倒的に人が少ない(7世帯16名)ので、人海戦術が難しいという事が課題です。それを補うのがJEN がこれまで派遣して下さっていた村おこしボランティアであったり、アストラゼネカC-day のような取り組みであると思います。

また、今年から開始している1ヶ月程度の中長期滞在も人手としてはとても助かっております。

将来的には移住者の受け入れという事が最も重要になってきます。

③数字と組織でモノが言える地域づくり

これは企業経営という観点からみたら当然の事で目新しい事はないのですが、それを集落の地域おこしで行っているという事は全国的にも珍しい事であると思います。

池谷集落でも復興基金の申請の際に今後5年間の事業計画、収支計画を作成したり、現在のお米の直販の収支計算等を行っていて数字の方はある程度管理していますが、明確な組織分け(農業部門、都市交流部門など)は曖昧な状態です。

今後地域おこし実行委員会 をNPO法人化していく方向で進めておりますので、数字と組織についてきちんと可視化して運営を進めていこうと考えております。

その他

あと、細かいところではお年寄りの福祉や子供の教育について充実させていくという事が地域おこしの観点ではとても重要な事であると感じました。

やねだんでは寺子屋をやっているそうですが、自分も地域で寺子屋を開いてみたいと思いました。

最後に

「行政に頼らない」というキャッチコピーがありましたが、全く頼らずに独力で行うというのではなく、お金の面について頼りすぎず、しっかりした自己財源を確保しながら、行政や政治家を巻き込んで政策面で地域おこしのサポートをしてもらいながら活動していくというのがよい地域おこしの進め方なんだろうと思いました。

今朝の記事は昨日のトイレの話とは打って変わって真面目な内容になったと関心します。

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多田朋孔

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自然に囲まれながら、半分自給自足に挑戦しています
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