11月4日アイガモ解体
この日は収穫祭に向けてアイガモ解体を自ら予行演習しました。
(動物愛護の方はこの先はご覧頂かない方がよいかと思います。私はリアリストですので、あえて今回の記事に写真を用いて記録に残したいと思います。)
以前、既に死んでいるアイガモを解体をした事はあったのですが(その際の様子はこちら )、生きているアイガモをしめて解体するのは初めての試みでしたので、収穫祭当日にあわてないようにするため、事前の予行演習をしました。
昼間にしめて首を切り落とし、逆さづりにして血抜きをしました。
しめる際には後頭部の頭蓋骨と首の骨の間で柔らかくなってくぼんでいる部分に竹串を刺し、脳死状態にしました。(参考にしたブログ記事:http://womanstep.blog50.fc2.com/blog-entry-90.html )
この方法だとあまり暴れまわる事がなく、安らかに眠りました。
しかし、その後で首を切り落とした後に胴体の方だけが歩き出しました。
胴体だけが歩くのを見て以前ホームページで見た首なし鶏のマイク を思い出しました。
(リンク先は英語のオリジナルサイトなので日本語で詳しく知りたい方はこちら のウィキペディアをご覧下さい。)
※マイクは首がないまま18ヶ月間生きた鶏で、死後ギネスブックにも載ったそうです。
その後、解体を開始しました。
解体にはボランティアで分校に宿泊していたS町君も立ち会いました。
まずは血抜きした鴨を台所まで持ってきました。
そして、羽をむしるのですが、この際に熱湯に1分間ぐらい入れると羽が抜けやすくなるという事でその方法を試してみました。(前回は熱湯につけなかったので結構手間がかかりました。)
熱湯につけてから羽をむしると、確かにするすると毛が抜けていくのでした。
前回の時とは大違いです。
この状態になるといわゆる「丸焼き」のような格好ですし、東南アジアなんかに旅行に行ったりすると屋台につるしてありそうな状態なので、「生き物」というよりは「肉」という風な印象になりました。
作業の間、S町君と一緒に「こうやって命を食べるんですね」というような話をして盛り上がっていました。
ここまで来ると、完全に肉を切るような感覚になり、あまり罪悪感を感じなくなってくるというのは人間の都合のよい解釈でしょうか。
この日は解体の予行演習でしたので、内臓以外の肉は冷蔵庫に保管し、収穫祭当日用の肉としました。
内臓のうち、ハツ(心臓)、レバー、砂肝は焼いてS町君と一緒に食べました。
S町君曰く「砂肝はいけますね!」とのことでした。
さて、収穫祭に向けてちゃくちゃくと準備は整ってきたようです。

多田朋孔

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