昔の雪国の人はすごい!


2月24日の午前、電話がかかってきて「パソコンを教えてほしい」という風に連絡を受けました。

その方は、23日に飛渡地区の文集である「わらぼし」の原稿をパソコンのE-mailで送って頂こうとしながら、なかなかうまくいかなかったので、公民館の電話でいろいろ時間をかけてやりとりしたにもかかわらず、送る事が出来ずじまいになっていた方でした。

そこで、その方のお宅に訪問してメールを送る事にしました。

訪問してみると、すぐにメールを送る事ができたのですが、その際に色々とお話を聞いてすごいと思ったのでこのブログに書き残しておこうと思います。

なんでも、その方は現在は中条公民館のすぐ近くにお住まいなのですが、以前は飛渡地区の小貫(こつなぎ)集落(現在は廃村となっている)にお住まいでした。

昭和45年まで小貫集落にお住まいだったそうで、(現在の飛渡公民館は昭和48年にできたそうです)その頃は積もった雪の上に道つけをする為に3人組で歩いて毎日または2日に1回無償で道を作っていたそうです。

当然除雪車もなかったそうで、市役所まで戸籍を取りに行く等という事があれば、片道2時間半~3時間かけて歩いて行っていたそうです。

なので、市役所での作業は5分で済むにもかかわらず、戸籍を取りに行くのは1日仕事だったそうです。

おそらく、今回の「わらぼし」の原稿を中条のお宅から飛渡公民館に持って行くのも当時であればほぼ1日仕事になっていたと思われます。

それがE-mailだとほぼ一瞬で提出できてしまうのは本当にすごい事だと思います。

今では除雪車、自動車、E-mailなど、便利なものが実用化されておりますので、そういう面ではとても便利になり、進化したといえます。

しかしながら一方で、当時のような状況におかれた時に、その状況に適応できる現代人は一体どれくらいいるのかという事を考えると、ある意味では人間は退化したともいえると思います。

動物の進化は、その身体能力が環境に適応できるようになって生き抜く事ができたものが自然淘汰を乗り越えるのを繰り返して行われます。

文明社会における人間の進化は人間の身体能力ではなく、道具の力を発達させる事によって環境に適応してきたと言えます。

例えば、今では食糧を確保するにもお金という道具や物流、店舗などのインフラが整備されている事でとても簡単になってきております。

それはそれでとても良い事なのですが、道具だけに頼る事はその道具が使えない状況になってしまった時にリスクとなってしまいます。

例えば、地球上の人口は2050年には91億5000万人になる事が予想されていますが(データはこちら:ヨーロッパと日本だけは人口が減っていくというは興味深い事ですが)、このような状況になった時に日本にこれまで通りの食糧が海外から入ってくるのかどうかはわかりません。

自分としては、今ある便利な道具を否定するのではなく、上手く活用しつつも、今後例えば、食糧を自分達の力で確保できるような暮らし方を身につける事が今後重要になるかと思います。

食糧もそうですが、電力等のエネルギーも自給できるようにしなくては、将来的に相当のリスクを背負う事になると思っています。

そのように、自然環境に適応しながら暮らしていく事が出来ていたという意味で、昔の人達はすごいなあと思いました(たとえパソコンを使うのが苦手であったとしても)。

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多田朋孔

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自然に囲まれながら、半分自給自足に挑戦しています
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