4月26日折衷苗代をつくる


この日は「田んぼへ行こう!!」で田植えに使用する無農薬の苗のすじまきをしました。
折衷苗代 という昭和初期に発明された方法でのすじまきでした。
今はこの方法で苗を作っている人は少なく、機械植えのための箱苗が最も普及しておりますが、それ以前には画期的な方法で、この方法により東北地方などの寒冷地が米どころになったと言われています。
村の人に
「折衷苗代で苗を作ってみたいです。」
というと、皆さん
「この方法だといい苗が出来るんだ」
とおっしゃいます。
今この方法で苗作りをしない人がほとんどである理由は、機械での田植えが普及したからで、「田んぼへ行こう!!」のように手植えする場合には最高の方法であるかと思います。
池谷集落では橋場さんが一番遅くまで折衷苗代で苗作りをしていたそうです。
という事で、今回の折衷苗代作りでは橋場さんに色々教えて頂きながら作りました。
今回の苗代では1反(約1000㎡)の田んぼに植えるための苗を作ります。
1反の田んぼだと、7.5坪(約25㎡)の苗代を作ると良いそうでしたので、自分なりに事前準備をし、
1.55m×8m(12.4㎡)のうねを2つ作っていました。
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あとは種籾をまくだけという状態にしたつもりだったのですが、
橋場さんより、「これじゃあだめだ」と言われ、
「肥料を撒いた方がよい」と言われましたので、急遽鶏糞を買ってきました。
鶏糞を買って戻ってくると、橋場さんが苗代に水を入れているところでした。
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この後、鶏糞を1本のうね(12.4㎡)につき、1袋(15kg)まきました。
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その後、除草機を使ってうねを柔らかくしました。
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続いて、表面を平らにならしました。
これは水面の高さを参考にしながらならす事でより水平に近い状態にまでならす事ができます。
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平らにしたら、水を抜きます。
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すると、やわらかくなって肥料が鋤き込まれた状態のうねができました。
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この後、いよいよ種籾を撒きます。
この種籾は池谷集落のまさにこの苗代を作っているミニ田んぼでテキトー農法 で栽培して収穫した旧コシヒカリの種籾です。
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これを塩水選して積算温度120度になるまで10℃前後の水に漬け置きし(10℃で12日間という意味です、実際には水温が7~9℃だったので15日間浸け置きしました。)、その後風呂上がりのお湯(23℃ぐらい)に3日間程つけてハト胸状態にしたものを今回はまきました。
下の写真の真ん中がハト胸状態の種籾です。これは橋場さんにも「丁度いい状態だとほめて頂きました。」
左端は芽が伸びすぎで、右端は全然芽が出ていない状態です。
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芽が伸びすぎだと、機械を使ってすじまきする時に芽がちぎれてしまう可能性があるようです。
(橋場さん曰く「ちょっとぐらいちぎれても生えてくる。稲は強いんだ」とおっしゃっていましたが・・・)
手でまんべんなく種をまきます。
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その後、籾殻くん炭を上に振りかけます。これは黒いので太陽の熱を吸収して保温材になります。
今回は籾殻が湿っていたので、道路に出して乾かしていました。
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これを豆通しを使ってまきます。
豆通し
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豆通しを使う事で、このような感じでまんべんなくまく事ができます。
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全体にまき終わった様子です。
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このままでも良いそうですが、保温をよりよくし、すずめ等にまいた種籾を食べられないようにするために、上からシートをかぶせました。
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両方ともにシートをかぶせて、ようやく完成です。
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橋場さんにはみっちりと丁寧に指導をして頂きました。ありがとうございました。
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多田朋孔

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自然に囲まれながら、半分自給自足に挑戦しています
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