6月15日中手集落からの視察
この日は午前中に中手集落の方々が視察にいらっしゃいました。
里山センターの上村さんと地域おこし協力隊の吉田地区担当の門脇さんが今回の視察の調整をして下さいました。
中手集落は隠居のお母さんの出身集落です。
今回の視察では集落の男衆と隠居のお母さんと私で対応しました。
震災以降の活動についてパワーポイントのスライドを使いながらざっと説明を行い、その後質疑応答が行われました。
改めて池谷集落の方達が話をされているのを聞くと、2004年の中越地震で被災し、復興支援で多くのボランティアの方がいらっしゃったのをきっかけに集落の意識改革が行われた事がとても大きな意味を持っていると思いました。
よそ者を受け入れ、自分の家や土地に執着せずに後継者を招いて集落の存続をさせたいという想いがあるからこそ、様々な取り組みが単発のその場その場の盛り上がりになるだけではなく、継続して実を結んでいっているのだと思います。
おそらく全国の過疎地がさびれてしまったのは農政の問題や高度経済成長の影響も大きいと思いますが、集落の閉鎖性というのも根本となる原因の一つであるのかもしれません。
今は都会の人達が田舎暮らしにあこがれるような時代になっています。
経済的な問題と集落の閉鎖性がなくなれば、全国の過疎地が活気を取り戻すのに大きく前進出来るような気がします。
最後に中手集落の方々をお見送りしました。
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多田朋孔
自然に囲まれながら、半分自給自足に挑戦しています

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