11月6日木山啓子さん講演会


この日は午後からJEN の理事・事務局長である木山啓子さんの講演会が十日町市でありましたので参加してきました。

(※JENは2004年の中越地震以降私が現在住んでいる池谷集落の支援を行い、2010年にこの池谷集落が自立したという事で支援を終了した国際協力NGOです。現在は支援する側される側という関係ではなく、協力関係になっております。)

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今回の主催は「特定非営利活動法人明るい社会づくり運動 」でした。

新潟県明るい社会づくり運動協議会発足『40周年記念大会』の中での講演でした。

木山さんはJENの活動だけでなく、様々な方面で多岐にわたってご活躍なんだと感じました。

木山さんの演題は「東日本大震災支援に学んだ私たちの暮らし方」でした。

個人的に印象的だったのは以下の点でした。

(もしかしたら認識の違いがあるかもしれませんが、私は今回の講演で以下のような理解をしましたのでご了承下さい。)

①何から手をつけていいのかわからない。元に戻るのは難しいが、これから違う村になっていく事を目指す。

②被災された方々の心の状態は?

③実行されない素晴らしいアイデアよりも実行される地味なアイデアの方が良い

④援助はし続けてもよくない。

⑤世界では5秒に1人の人が亡くなっている。誰の何のためかを明確にし、効率性を追求する。

⑥極限的な状況の時人は自分のためには頑張れない。誰かのためには頑張れる。

⑦不可能と言われてもやる、限界は自分の頭で作っているだけ



以下、それぞれについて補足や自分の感じた事を書いて行きたいと思います。

長い文章になりますので、興味のある方だけ読んで下さい。

①何から手をつけていいのかわからない。元に戻るのは難しいが、これから違う村になっていく事を目指す。

これは池谷集落を考えてみるとそうで、元に戻るというよりも震災以降、JENの支援等をきっかけとして違う村(いい意味で)になっていっていると思います。

②被災された方々の心の状態は?

・自分よりひどい状況の人がいる時、「自分がこんなに大変」とは言えない。

・自分とは離れた事(他人事)のように話す。

私も被災地の石巻に行った時 に現地の方のお話を伺った際には確かに上記のような話し方であったと思いだしました。その時にある種被災された方は悟りを開いた方のような達観した考え方をしていると思いました。

③実行されない素晴らしいアイデアよりも実行される地味なアイデアの方が良い

これは会社員として仕事をしている時にもそう思いました。奇抜なアイデアよりも当たり前に当たり前の事をする「凡児徹底」が出来ているかどうかの方が成果に結び付く事は実感としてもそう思います。

④援助はし続けてもよくない。

ハイチは20年間食糧をもらい続けてきた事によって、食糧自給率が低下し、災害後大変な状況になった。

井戸もただ掘ってあげるだけではメンテナンスなどが出来ない。

現在では井戸管理委員会を作って井戸の水の使用料を支払ってもらい、自分達で管理できるような仕組みにしている。

これは子育てなどでもあてはまる共通の原理原則だと思います。過保護にするとどんどん自分でできなくなると思いますので、自分も子供には適度に厳しくしてきちんと自立した人間になってもらいたいと思います。


⑤世界では5秒に1人の人が亡くなっている。誰の何のためかを明確にし、効率性を追求する。

私自身も世界中を良くしたいと思った時に全ての問題を一気に全部解決するのは無理だと思います。

いかに自分が出来る事とやるべき事を明確にして効率よくやっていくか、これが結果的により早く全体にとっても良くなる事につながるのだと思います。

具体的にいえば、私は自分の考えとしては「世界中から飢えや奪い合いの争いを無くしたい」という事を考えた時に、日本の限界集落が持続的に継続するような仕組みを作っていく事も飢えや奪い合いという問題の根本原因を解決する一つの重要な事だと思って活動しているつもりです。

というのは顔の見える範囲のコミュニティで食糧やエネルギー、教育や医療など人が生活するために必要なものが賄う事ができる仕組みを作る事ができて、それを世界中に広げる事ができれば、少なくともこれまでよりは飢えや奪い合いの争いは減っていくと考えているからです。

私はこれまでの生き方だとずっと日本で暮らしてましたし、個人的には日本がとても好きなので、海外に行って現地で何かの支援をするという事よりも、日本で世界の見本になるようなコミュニティを作ってそれを広めていくという事を目指す方が自分に合っていると考えていますし、結果的にこういった取り組みを誰かがするという事がよりよい世界を作るために効率良い事なのだと思います。

この辺の事をこれ以上書くと長すぎて後の文章を読んでもらえなくなりそうなので(既に十分長いかもしれませんが)、この辺で本題に戻したいと思います。

⑥極限的な状況の時人は自分のためには頑張れない。誰かのためには頑張れる。

これは木山さんの著書のタイトルにもなっている木山さんの持論です。

誰かのためなら人はがんばれる 国際自立支援の現場でみつけた生き方/木山 啓子
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私は日本で平和に暮らしてきたので、まだ実感としてこの言葉の重みがわかりきってない部分もあると思いますが、やはり人間自分がお金儲けをしたいというだけでなく、家族を持てば家族を養うために頑張ろうと思いますし、より広く社会に貢献したいという気持ちになるという考え方はまさに私も思うところです。


⑦不可能と言われてもやる、限界は自分の頭で作っているだけ

これもまた原理原則だと思います。何かを成し遂げた人は全てこの考えを持っていてそれを乗り越えてきている人なんだと思います。私も自分が目指す持続可能なコミュニティづくりとそれを全世界に広げていくという取り組みは一見不可能な事のように思えますが、死ぬまで取り組み続けてみたいと思います。

最後まで長い文章にお付き合い頂きましてありがとうございました。

今回の会全体の詳細はこちら に主催の特定非営利活動法人明るい社会づくり運動によるレポートがございますのでリンクをはっておきます。

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多田朋孔

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自然に囲まれながら、半分自給自足に挑戦しています
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