新水「道楽神」と「羽根けぇーし」について


昨日新水の「道楽神」と「羽根けえーし」に参加しましたが、その際に頂いた新水文化財委員会からの資料の内容を記録してみたいと思います。

出所:『新水文化財委員会』

■「道楽神」(さいのかみ・どんど焼きともいう)について

「新水」は、JR飯山線の十日町駅から13km、上越新幹線の浦佐駅から12kmの所にあります。私達の村は、徳治元年(1306年)に開村しました。したがって700年以上の歴史があります。村の小正月の伝統行事である「道楽神」と「羽根けぇーし」は、平成7年3月十日町市無形民俗文化財の指定を受けました。村に、「文化財委員会」を作り、文化財委員会を中心に、村民一体となって伝統行事の保存に取り組んでいます。昭和11年までは毎年1月15日(成人の日)に行って来ましたが、国の祝日法の改正にともない、成人の日(祝日)が毎年動く事になり、村で相談をした結果、1月15日に一番近い日曜日に行う事になりました。藁の確保が困難なため、村の生産組合にお願いして、ハザ掛けをして藁と取ってもらっています。新水の道楽神は、「五穀豊穣」「無病息災」「子孫繁栄」を祈願して、五色の紙で作った「オンビロ」を煙に乗せて天高く舞い上がらせます。そして「オンビロ」が見えなくなるまで上がった年は豊作と昔から言われてきました。又、昔から道楽神焼きの火で餅を焼いて食べると子宝に恵まれると言われています。道楽神の中央についている男性のシンボルを子宝に恵まれない夫婦がお参りすると子供が授かるといわれています。昔から伝わるこの伝統行事を若い人達から受け継いでもらい、今後も保存に取り組んで行きたいと思っています

■「羽根けえーし」(羽根つき)について

新水では、昔から小正月の伝統行事として「道楽神」とともに「羽根けえーし」が行われてきました。昔は、「山鳥」の羽根を使っていましたが、今は、山鳥は捕獲してはならない事になり、その後は、山鳥の代わりに「鴨」の羽根を使っています。鴨の羽根を三本用意してウツギの木を輪切りにしてその真中に羽根を差し込みます。羽根の根元に小さな木のクギを打ち込み羽根を固定します。そして羽根が抜けないようにボンドを流し込み、乾燥させます。「羽根けえーし」は、道楽神の会場の隣の広場をカンジキで踏み固め、皆んなでコシキ(コスキ)を羽子板の代わりに使って、ひとつ、ふたつ、と数えながら、打ちあいます。自分の所へ羽根が飛んできた時に、羽根を打とうとして失敗し、羽根を雪の上に落とすと「罰」として周りの人達から雪をかけられます。この羽根けえーしは疲れますので、時々休憩して体を休めて、道楽神会場で振舞った「御神酒」の残りをいただきます。そして見学に来た人達も飛び入りして一緒に仲良くやります。そしてこの二ツの小正月の「伝統行事」も夕方近くになると終了して自宅に帰ります。

新水文化財委員会

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多田朋孔

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