地域おこし協力隊受け入れ地域のあり方(協力隊の歓送迎会に参加して思った事)


4月5日の土曜日の夕方に私の住む十日町市飛渡地区で地域おこし協力隊の歓送迎会がありました。
3月末で退任する高木さんの送別と、4月から着任する横澤君の歓送迎会でした。

飛渡地区の振興会が主催で、市役所担当部署の課長・係長・主査も出席されました。

 

私自身は飛渡地区の地域おこし協力隊を退任して1年2ヶ月が過ぎており、さらに高木さんが退任し、飛渡地区で任期が重なった人がいなくなりました。
去年の4月から任用された高橋さんと勝倉君の時から振興会が受け皿になって地域おこし協力隊を受け入れる形になったのですが、その時から振興会が主催して市役所の担当の方々を呼んで会を行う形になりました。

地域おこし協力隊の制度は受け入れ地域・自治体・協力隊員の3者が上手くかみ合って活用されればとても良い制度であると思います。
市役所の担当の方によると、十日町市内でも飛渡地区のように振興会が地域の人や市役所の職員を招いて協力隊の歓送迎会をするようなところはないとの事であり、理想的な形であるとの事です。

全国的に地域おこし協力隊という制度は上手くいけばとても良い結果につながっているケースと、あまりうまくいかないケースに分かれているのが現状のようです。

もしも上手くいってない場合、地域と自治体と協力隊員の関係性をこれからどうやったら噛み合わせる事が出来るのか考える必要があると思います。
以外と3者の関係性について俯瞰して見る人は少ないようで、「受け入れ地域と協力隊」、「自治体と協力隊」という2者の関係だけを見ているケースがありますが3者の関係が良くないとダメだと思います。

この3者の関係はフラチャイズの加盟店、本部、スーパーバイザー(以下SV)の関係にとても良く似ていると思います。
加盟店=受け入れ地域、本部=自治体、SV=協力隊です。

私が最初に入った会社がフランチャイズを全国展開させるコンサルティングをしている会社で、私はSVをしていた事があるのでいつもそういうことを感じていました。

ですので、私はこの地域おこし協力隊の制度を上手くいかすために3者の関係性に関してバランスを持ちながら活動する事が出来たのだと思います。

よくありがちな例として、自治体は平等性を重視するため、画一的な対応をしがちです。一方地域はそれぞれの現場に応じて状況が違うので柔軟な対応を求めます。協力隊員は地域に入り込んでいる場合、地域の側に立って自治体批判をしがちです。また役所に机を置いている場合、地域との関係性がないケースもあります。

本当は自治体と地域の間をバランスを持ったコミュニケーションをとりながら関係性を良くする必要があります。
ただ、協力隊員にだけそれを求めるのはとても酷ではあります。

では、どうすればよいか?

これを読んでいる地域おこし協力隊を受け入れている自治体や受け入れを検討している自治体の方には協力隊の活動を円滑にさせるために、是非協力隊員を受け入れる地域の代表的な方(十日町市では世話人としています)と定期的に地域をどうしていきたいと考えているのかを話し合っていただきたいと思います。
そして、複数の地域で協力隊を入れてる自治体の場合、是非取り組んでいただくべきなのが受け入れ地域の方々に集まって頂き、それぞれに意見交換をする会を開く事です。(これは十日町でも行われてませんでしたが、この歓送迎会の際に地域の方と一緒に自治体に提案をしたところです。)

地域に入り込むような形で協力隊を導入する場合、受け入れ地域が主体的に協力隊員を活用したいと思っている事が、協力隊の制度を最大限に活用できるポイントになります。

協力隊の活動が上手くいってないからと言って自治体が直接的に協力隊員を厳しく管理しようとすればするほど逆効果です。
むしろ地域の方ともバランスよくコミュニケーションをとる必要があります。

そしてこれは3者がそれぞれに言える事であり、地域の世話人は自ら自治体にも協力隊員にもバランスよくコミュニケーションをとり、協力隊員は自ら地域の方々にも自治体にもバランスよくコミュニケーションをとりながら活動を進めていく必要があると思います。

そういったコミュニケーションを上手くとりながらやるのが難しいという場合は、第3者を入れて取組を行うのが良いかと思います。
取り組んでみたいけど具体的なやり方がいまいちイメージがつかないという方がいらっしゃいましたらご相談に乗らせていただく事も可能ですのでお気軽にご連絡いただければと思います。

The following two tabs change content below.
多田朋孔

多田朋孔

自然に囲まれながら、半分自給自足に挑戦しています
多田朋孔

最新記事 by 多田朋孔 (全て見る)