農家?その名も開墾者!就農や農地取得への苦労…。


就農当時

就農したい!

とは思っても、まず最初にぶち当たる壁が農地の取得です。

私も当然のごとくその壁にぶち当たりました。

私が就農を決意した時の状況はというと・・・。

・農地ゼロ

・農機具ゼロ

これはヤバい(笑)

就農がとても高い壁に感じました・・・。

農地を探そうと奮闘するも、なかなか近場では見つからず・・・。

「どうしよう・・・」と頭を抱えていた時、父が長年荒らしていた畑が目に止まりました。

「よし!ここを使おう!」

そう決意し、近所の先輩農家にその畑を耕うんしてもらい、ナスを200本植えるところから私の農業は始まりました。

当時農機具を一つも持っていなかった私は、畝を立てるのも鍬一本で行いました。

1年目が終わり…

完全にゼロから始まった私の農業も1年目が終わり、2年目に差し掛かろうとしていた時、とても嬉しい出来事がありました。

畑を耕うんしてくれた近所の先輩農家が我が家に来てくれ、

「俺はお前を農家として認める‼今年も畑の耕うんは俺に任せろ‼」

と、言ってくれました。

私が毎朝早くから農作業をしていたのを、その農家はずっと見ていてくれていたのです。

経営規模としてはとても小さく、農業だけで生計を立てらる状態ではありませんでしたが、私にとってはとても大きな1年でした。

そして2年目も順調に終わり、3年目はもっと規模を大きくしようと新たな農地を探そうと思っていたところ、とても良い話が舞い込んできました。

「畑を荒らしておく位なら、お前に使ってほしい。」

と、同じ飛渡地区に住んでいる方が私に話を持ちかけてくれました。

1年目、農地取得で苦労したのが嘘のように、農地を取得する事が出来たのです。

その名も開墾者!

こうして年々規模を拡大していった私ですが、4年目を迎えた今年はついに家族からも農作業を手伝ってもらえる事になりました。

家族の手を借りるという事はさらに農地を拡大しなくてはならない。

農地取得という課題は年々尽きる事はありません。

しかし、3年間耕作放棄地を耕し続けた私を近隣の方々は常に見ていてくれました。

「うちの畑も荒らしっぱなしだから使ってくれ。」

「今年はうちの田んぼを畑として使ってくれ。」

次々と農地が見つかっていきました。

そしてもう少し農地が欲しいと思っていたところ、父がとんでもない提案をしました。

「あの20年荒らしていた畑を開墾しよう‼」

一瞬耳を疑いました。

何故ならそこは、雑草が生えているだけではなく、木も生い茂っている状態でした。

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流石にこれは難しいな・・・。

とは思ったものの、不思議と私の中に諦めようという気持ちは微塵もありませんでした。

こうして、就農以来最大の開墾作業が始まりました。

まずは木を切る作業から・・・。

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次に切った木を片付け、山を削る・・・。

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そして耕うん・・・。

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ついには作物を植えられる状態になりました‼

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ここまでなるのに色々な人にお世話になりました。

たった一人で就農を決意した私ですが、近隣の方々や先輩農家の方々、様々な方が私に手を差し伸べてくれました。

地域が一体となる、これも農業の魅力ではないでしょうか。

1年目たったの5アールしかなかった作付面積も、4年目の今年は約60アールにまで広がりました。

そのほとんどが耕作放棄地です。

もはやこれは開墾者と言っても良いのではないでしょうか(笑)。

農業やりたい!でも農地が無い・・・。

そんな悩みを抱えている方、決して諦めてはいけません‼

諦めなければ必ず突破口が開けます‼

私は農家として、そして開墾者としてこれからも農地拡大に挑戦したいと思います‼

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池田太一

池田太一

飛渡地区で野菜農家を営んでいます。 飛渡生まれ、飛渡育ちです! 美味しい野菜を食卓にお届けできるよう頑張ります!