「お月さまにうさぎが二匹いるね。」そんなことを言いたくなるような、田毎の月鑑賞会。


「安藤汁がたくさんでてるよ〜。」そう、つぶやいていた安藤くん。

(※安藤汁=汗)

 

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昼の安藤汁が出る気温から一変し、闇夜に近づく度に体の芯から震える寒さに安藤汁はすっかり体の内側にとどまっていました。

山間地の自然の脅威。

 

そうです。この日から始まりました飛渡の大イベント、

田毎の月の鑑賞会を5月21日(土)〜5月23日(月)に行いました。

 

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上記の写真の右手側の棚田に、山から顔を出す月が登り続け、時間の経過とともに動くのですが、

見る時間帯、見る角度によって、田んぼに映る月が移動していくのです。

 

天候に左右されるイベントではありますが、初日、二日目ともに100名超え、最終日は平日にも関わらず60名以上の方がお越しくださいました。

名簿には東京、神奈川、長崎と、遠方から遥々きていただいていて、「映りますように」の願いが、山を登る方たちの表情から読み取れ、スタッフとしても同じ願いでありました。

 

 

山の青さ、カエルの声、花の香りが、人の五感をフル作動させる。

太陽と月のバトンタッチがなされ、山から少しずつ顔を出すお月さま。

そのじれったさが、たまらない。

 

1秒1秒の時間を、体の芯に刻む。

非日常の感覚というものは、日常とは違う時間の味わい方が醍醐味。

 

忙しない日々の中で、お月さまをこんなにじっくり見る機会はきっとこの3日間だけなのだろうと思いました。

月明かりはこんな色だったんだ。と、

オレンジ色の光を堂々と発する月に心が震える。

 

「どの田んぼにどのように映るのだろう。」心の中でつぶやく声が、会場中に感じられる。

時計の針がカチコチとゆっくり右回りに動き、白い輪っかが田んぼの水面にじわりじわりと映し出され、息を飲む。

 

 

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田んぼのカエルたちは月明かりに反応したのか、高らかな鳴き声を轟かせる。

自然の織りなす一瞬は、とてつもないパワーが生まれていた。

 

こんな宝ものが、日本に残されていたこと。

日本人として、飛渡の住人として、誇りに思いました。

 

闇夜と光の絵の中に、人工物だけれど自然の中に調和する田んぼ。

3日間ともに月が現れ、雲のもやがかかった日もあれどそれはそれで美しい。

 

最高の景色を見たみなさんの笑顔。

それを見た三ツ山の人々の笑顔。

どちらも笑顔に曇り無し。

 

「お月さまにうさぎが二匹いるよ」

そうそう、そんなことが言いたくなるくらい最高の空気を味わったのです。

 

この景色を観れた感動もひとしおでしたが、みなさんの笑顔が本当にうれしかったです。

 

来年も今年の反省点を生かし、更に素敵なイベントとして存続させていきます。

また来年も素敵な笑顔を見せにいらしてくださいね。

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