しくじり先生〜協力隊ver.〜


先週行われた十日町市地域おこし協力隊の全体定例会にて、「2年間の協力隊活動の振り返り」というテーマでプレゼンをさせていただきました。

プレゼン後の反響が良かったので、そのことについて、少しかいつまみますが、ブログに書こうかと思います。

結論から言うと、私は協力隊としてしくじった人間です(笑)。タイトルの通りしくじり先生なのです。協力隊1年目に大失敗をおかしました。具体的な内容はここでは伏せますが、地域や他の協力隊の皆さんに大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

それだけではなく、勝手にメンタル不調に陥り、4ヶ月間ぐらいは体がまともに動かないような状態でした。底なし沼にいるような感じです(笑)。

これが私の協力隊1年目の酷すぎる結果でした。当時はもうやめてしまおうかとも思っていました・・・。そして、そんななかで協力隊活動の2年目が始まってしまいます(泣)。そのときの心境がこちらです。

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うん、そうですよね・・・。もうこの一言しか言えなかったです。だって①メンタル的にもやべぇし、②協力隊としてもやべぇわけです。もうやべぇよ、どうしようもねえよ、コイツって感じでした。

しかしながら、ここから、このダメ男が少しづつ覚醒し始めます。「ジョジョの奇妙な冒険・第四部」で広瀬康一が追い込まれてから、スタンドを出せるようになったような感じです(笑)。

〜覚醒①〜

極限状態まで追い込まれていた私はこう思うようになりました。

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ほんと飛渡の皆さんすみませんでした・・・。1年前の自分はこんな感じの心境でした。それまでは基本的にネガティブすぎる私でしたが、「これ以上ダメにはならないだろう(笑)!」と圧倒的なポジティブシンキング野郎に変化したのです。追い込まれて頭がおかしくなってたんですね〜。まるっきり人格が変わったようでした(笑)。

〜覚醒②〜

協力隊って個性的な人が多いんです。しかし、私は地味。地味に関しては私の右に出る者はいないです。そして当時の私は協力隊としても終わっていた。ダメダメだった。それじゃあどうしたらいいんだろうとめちゃくちゃ考えた結果、導き出した答えが次です。

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カリスマ性なし。アイディアなし。愛想なし。体力なし。コミュニケーション能力なし。「ザ・協力隊」って感じの人がもっているような資質が自分には一切ないことに気づきました(というか受け入れたのです)。自分の弱点について考えても仕方ない。じゃあどうやって弱いなりに勝負すればいいのか。自分が集団に対してできることはなんなのか。自分が持っている資源はなんのか。自分をどうやって生かせばいいのか。そればっかりを考えていました。

そんなとき、「そういえば、自分は物事を分析したり、現状の仕組みを整えていくことは得意だな。めっちゃ繊細な人間だから、細かいことにも気づくしな。あっ、じゃあその役割に徹しちゃおう!ムカつく、生意気だって思われてもやり続けよう!もうそもそもすでに批判的な目で見られてるしな!」みたいな感じの発想になったのです。

それからは、とにかくコンサルタントが如く、関わった事業に対しては数字を叩き出したり、分析的な側面から提案をしたりしていました。

〜覚醒③〜

自分の役割(コンサル的な)を貫き始めると、周りの人たちの強みもだんだんと見えるようになってきました。

「あっ、この人は物腰が柔らかいから人と人とを繋げるのが上手なんだな〜。きっと地域の人の色んな情報を持っているはずだから聞いてみよう!」→仕事に必要な情報が簡単に手に入り、企画もうまくいく。

「この人はみんなを盛り上げるのが好きなんだな〜。じゃあどんどん前に出てもらって、みんなを楽しませてもらおう!」→イベントに来たお客さんがめっちゃ楽しんでくれる。

これって当たり前のことなんですが、意外とできないんですよね。なんでもかんでも自分一人でやってしまったり、任せるべきではない人に仕事を任せてしまったりすることが多いと思うのです。

ですが私は、自分ができることは限られていて絶対に他の人に助けてもらう必要があったし、繊細すぎて人の目ばかり気にしていた自分ですが、そのことで逆に人の強みも弱みもパッと見抜くことができたため、この時期からは周りの人たちを観察、分析し、生かすという手段を取り始めました。

 

これが協力隊2年目の奇跡的な覚醒でした(笑)。

かなりさらっと書いていますが、実際には、心理カウンセリングやファシリテーションの講座を東京まで受けに通ったり、毎日のように死ぬほど本(哲学、心理学、行動科学、マネジメント、新書、アート論、社会学、漫画の分析、古典etc…)を読んだり、気が狂うほど「自分」について考えたりしてました。その結果の覚醒だったと思います。

 

そして、協力隊3年目の今です。

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1年前の心境をもう一度見返してください。「やべぇ・・・。」と「もうどうでもいいや(笑)!」だったはずです(笑)。ここまで心境が変わるのかと自分でも驚いているところです。

2年目で協力隊としての自分の戦い方や武器を確立してからは、仕事をするのが楽しくなりました。自分の戦い方に自信を持てるようになり、他の人の評価や視線もほとんど気にならなくなりました。

たぶん自分らしさっていうのは、誰にもできないような特別なことをやることではなくて、「どんな状況下でも、自分の戦い方を貫けること」なんじゃないかと今は思っています。

だから3年目の協力隊活動に臨んでいる、現在の私は自分らしい生き方をしていると思います。とても幸せです。そして、自分の武器や弱点を知っているからこそ、周りの人たちの力をお借りして、みんなで地域を良くしていけている気がします。多分これは今後私がどんな集団に所属することになっても、自分の信念として貫くことができると思っています。

最後の最後に生意気にも人生論の話になってしまいましたが、これが協力隊活動2年間で私が導き出した現在の答えです。

協力隊生活残り10ヶ月。皆さんに感謝して、助け合い、そして、自分らしく戦っていきたいと思います。よろしくお願いします!

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横澤祥太郎

横澤祥太郎

宮城県仙台市出身で二年前に地域おこし協力隊として飛渡地区に来ました。ロードバイクで飛渡の山道を走っています!
横澤祥太郎

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