2月24日(水)夜田中優氏講演会「地球環境を見据えて私たちがすべき地域づくり」


2月24日(水)の夜は田中優氏(ブログ:http://tanakayu.blogspot.com/ )の講演会を聞きに行きました。

テーマは「地球環境を見据えて私たちがすべき地域づくり」というもので、非常に興味深い内容でした。

折角ですので、私が理解した内容をブログに記したいと思います。

最初に「地球温暖化」、「石油」、「戦争」についてのお話がありました。

【地球温暖化】

キリマンジャロの雪どけ水が現在なくなっているそうです。

このままいくと動物は乾季を生き延びる事が出来なくなってしまうという事で深刻な事態です。

南極ではコケが生えて、緑の島が出てきているようです。

また、北極では氷が少なくなってアザラシが取れなくなり、イヌイットの中に餓死者が出ているそうです。

環境の分野では「予防原則」という言葉があるというお話がありました。

予防原則というのは疑わしいものは出してはいけないという考え方です。

地球温暖化については二酸化炭素が原因かどうかははっきりと証明されていないそうですが、

予防原則の考え方でいくと、疑わしい二酸化炭素は出してはいけないという事になります。

【石油】

二酸化炭素は化石燃料によって発生するということで石油の話につながります。

「ピークオイル問題」という言葉が出てきました。

ピークオイル問題というのは石油の需要に生産が追いつかなくなるピークを過ぎてしまったという問題です。

下記の記事に詳しく記載されています。

http://www.es-inc.jp/lib/archives/090810_071836.html

石油については、現在以下のような状況のようです。

・油田はもう発見されつくした

・世界の石油消費量は増え続けている

・油田から取れる石油の量はピークをむかえると急激に減っていく

2008年1月にピークがきたようで、世界の3/4を占める油田(800)ですでにピークを過ぎているそうです。

【戦争】

石油の奪い合いが戦争を引き起こしているというところから戦争についての話が始まりました。

世界の戦争は以下の5つがある地域でのみおこっているというお話がありました。

・石油

・パイプライン

・水

・天然ガス

・鉱物資源

実は宗教や民族の問題というのはこういった事実の隠れ蓑になっているに過ぎないというお話でした。

戦争の原因がエネルギーの奪い合いなので、エネルギーを自然エネルギーにシフトさせると紛争がなくなるというお話がありました。

ヨーロッパは自然エネルギーにシフトしているようです。

石油はあと41年、天然ガスはあと65年、石炭はあと155年、ウランはあと85年しかもたない状況なので、

100年後のエネルギーを考えると自然エネルギーしかない状態です。

たった1年分の軍事費を貧困問題の為に使うだけで世界の貧困問題を救っておつりがくるようです。

コスタリカは防衛省をなくして平和省にし、ニュージーランドもそういう動きになってきており、

世界は平和に向かっていくという流れも一部であるようです。

温暖化、石油、戦争の話が終わったあと、「預金の使われ方」の話と「地域活性化」についての

お話がありました。

【預金の使われ方】

イラク戦争のためにアメリカ国債を日本が買っていたそうです。

自分の預ける金融機関の預金がどういったところに回っているのかを意識した方がよいというお話がありました。

【地域活性化】

社会を変えていく方法には3つあり、タテ・ヨコ・ナナメの方法があるというお話がありました。

・タテ:自らポジションの力を使って変える方法

・ヨコ:社会にムーブメントを起こす方法

・ナナメ:自分達でやって見せる方法

現在、地方のお金は東京に使い道を指定されている状況です。

地域経済の活性化はその地域でモノが回っている事であり、

地域のお金の量×回転数=活性化という式のお話がありました。

ここで足立区の東和商店街の事例が紹介されました。

・学校給食の受託

・食材はすべて地域の商店街から供給

・地域の共通商品券

・結果、4億円相当が地域の商店街に回るようになった

地域通貨のお話では「イサカアワー」のお話も紹介されました。

地域活性化事例として埼玉県比企郡小川町のメタンガスの設備や福岡県大木町(http://www.town.oki.fukuoka.jp/shisetsu/shisetsu_16.htm )のおおき循環センター が紹介されました。

おおき循環センターのおかげでごみが44%まで減ったそうです。

また、町のど真ん中にあってもその施設で取れた肥料を近くの農家がもらえるため苦情が出ず、

かえって遠くの農家から「なぜ近くに作ってくれなかったのか」と言った声も出たそうです。

その後、電力の節約(省エネ)の方法をいくつか紹介してもらいました。

続いて農業の話になりました。

農家は大規模化しなくてもよいというのがここでのお話でした。

現在アメリカは国内に販売する半額で小麦を輸出しているそうです。

世界中で国境線を越えると石油代は無税になるというお話もありました。

食糧の輸出や輸入で石油が非常に沢山使われているため、地産地消が最大の温暖化防止だという

話になりました。

あと10年経つとアメリカからの輸出はなくなるそうです。

最後に「ない」ではなく「ある」を探せる人が町をおこせる人だというお話がありました。

今回の講演会は今後我々人類が地球上で持続可能な生き方をしていくために示唆深い内容である

と感じました。

非常に刺激になりましたので、今後の地域おこしの活動の参考にしていきたいと思います。

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多田朋孔

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自然に囲まれながら、半分自給自足に挑戦しています
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