アイガモ農法について教えを乞う
今日は午前中アイガモ農法について渡辺さんに色々と教えて頂きました。
入山の会合の際にお話をした星野昭一さんに今回の場を設定していただきました。
星野さん、籾山さん、O川さん、うちの奥さんと息子と私の6人でお邪魔しました。
渡辺さんは約20年アイガモ農法に取り組んでいる方です。
最初の5年間は苦労したそうですが、現在は順調にいっているそうです。
色々と教えて頂きましたが、実際に見てみるのが良いという事で、今後実際に作業を手伝いながら教えて頂ける事になりました。
アイガモ農法に必要な器具(外適を防ぐ電線の通った網など)は末松電子製作所 から購入しているそうです。
カタログを請求するとよいというアドバイスを頂きましたので、帰ってから早速カタログを請求しました。
電線の通った網
今回やる田んぼの広さが1反8畝なので、20羽仕入れる事になりました。
アイガモの雛は5月末に到着予定です。
雛の間は一坪の雛用の箱を作り、もみ殻を敷いて飼うとよいそうです。
えさは鶏のえさをやるとよいそうです。
えさは育苗箱に入れます。
アイガモの雛は水鳥なのに水を飲む際におぼれる事があるので、水を入れる箱には写真のように水に落ちないようなものを上からかぶせる必要があります。
アイガモ農法では田植え後に網をはってから雛を入れます。
田植えは代掻き後すぐ(翌日または翌々日)に行うようにします。
これは、雑草が生えないうちに田植えをする必要があるためです。
雛を田んぼに放すタイミングは田植え後10日~2週間ぐらいがよいそうです。
また、暖かい日のお昼前(10時以降)に放すとよいそうです。
アイガモは稲穂も食べてしまうので、稲穂がついてきたらアイガモを田んぼから出します。
アイガモを田んぼから出した後は休耕田で飼っているそうです。
今後、細かい点については色々と手伝いつつ見ながら覚えていきたいと思います。
無農薬米という事でJASの認定を取るためには2年間は転換期間という事で3年かかります。
今年のうちから栽培記録をつけて手続きをして3年後にはJAS認定が取れるようにしたいと思います。
そうすると、渡辺さんのように玄米で精米してない状態でも1俵41,000円で買い取ってもらえるようになり、
直販で精米したお米だと、キロ1200円で販売が出来るようになります(これだと1俵66,000円の計算です)。
こうなれば、経済的にも移住希望者の雇用を作る事が出来るようになると思います。
長期的に若い後継者を受け入れるためにも今年の無農薬のアイガモ米の実験は是非成功させたいと思います。

多田朋孔

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