6月6日「田んぼへ行こう!」3日目
6月6日はFedEx とJEN 共催の「田んぼへ行こう!」の3日目が行われました。
3日目は早朝5時30分から希望者でブナ林トレッキングをしました。
前日に雨が降ったせいか、集落内が全体的にもやがかっていました。
ブナ林に到着
さるのこしかけがありました。
ブナ林には昔の落書きがあります。
これはあいあいがさです。
仁作さんとハマさん、青春の思い出です。
今、お二人はこの村には住んでいません。
こちらは1962年の日付が刻まれております。まだ私は生まれていません。
ブナ林から戻ってくる途中、絶景ポイントがありました。
もやが少し晴れてきている状態になっているおかげで幻想的な景色になりました。
ブナ林トレッキング終了後に朝食をとりました。
前日の晩御飯の残りの山菜を釜めしに混ぜて炊いた山菜ご飯です。
またもや分校の庭で食事です。この日は晴れていたので快適でした。
3日目は田植えはせず、村の伝統行事だった「しょうぶたたき」をしました。
「しょうぶたたき」は村の人達もここ数十年やっていない失われた行事です。
端午の節句の1ヶ月後の丁度この日におこなわれていた子供の行事です。
どういういわれがある行事なのかは村の人曰く
「知らん」
という事でした。
とはいえ、久しぶりのしょうぶたたきなので、村の人達もはりきっていました。
材料として、菖蒲とよもぎを使います。
よもぎを菖蒲でくるみ、そのまわりに稲わらを巻き、ひもでぐるぐると縛ります。
ぐるぐる縛って細い棒が出来れば完成です。
文章で書いていても全く分からないと思いますので写真を貼り付けます。
しょうぶたたきでは、できた棒を地面にたたきつけます。
昔は地面にたたきつける音が誰がいい音になるかを競ったそうです。
みんなで円になって「しょうぶたたきは何とか(何て言っていたか忘れました)」と、掛け声をかけながら棒を地面にたたきつけました。
これが思った以上に盛り上がり、皆さん楽しそうにやっていました。
村の方々も楽しそうで、津倉のお父さんは
「おい、これはテレビの取材に来ないのか?昨日より今日取材に来た方がいいぞ。」
と言い、橋場のお母さんは携帯で取材依頼をかけていました。
(残念ながら取材は来ませんでしたが・・・)
しょうぶたたきで叩き終わった後は、菖蒲をつかったバイブレーターの遊びを教えて頂きました。
これは写真のようにして菖蒲を引っ張ると、引っ張られた方についている紐がぶるぶる震えてマッサージみたいに気持ちよいというものです。
やっているうちに段々エスカレートし、何本もつけて一斉に引っ張ってもらった人もいます。
しまいには「東京でしょうぶマッサージ屋として商売をしよう」等のお話も出てきました。
しょうぶたたき終了後は時間があったので、予定にはなかったのですが、笹山じょうもん市 に行く事にしました。
じょうもん市では縄文時代の格好をした人達や縄文時代の体験等が出来るコーナーがありました。
また、地域の人達の出店もありました。
最近は地域の人達の知り合いも増え、店を出していた方達の多くの方を知っていましたので、なんか大学の学園祭にいるような気分でした。
関口市長もいらっしゃいました。
じょうもん市から戻ってきたら分校の掃除と修了式を行い、田んぼへ行こう3日目は無事終了しました。
今回は初めて池谷集落にいらっしゃったという方も多かったですが、非常に楽しい会になってよかったと思います。
今後もこうやって輪を広げていく事が出来ればいいなと思います。

多田朋孔

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