電気牧柵放牧実証展示事業
本日は午前中に電気牧柵放牧実証展示事業について話を進めました。
電気牧柵放牧実証展示事業というのはどういう事業かと言いますと、簡単にいえば無料で牛をレンタルして飼う事が出来る事業です(かなり大雑把な説明ですが)。そして、耕作放棄地に放牧し、草を食べてもらってその耕作放棄地を解消するというのが目的です。
ひよこの小屋、アイガモ農法と動物がひと段落したところでいよいよ牛の登場です。
(世間では口蹄疫で大騒ぎの中というタイミングですが)
これまで、牛の導入は初期投資がかなりかかる事もあり、どういう方法で行うのかも検討していたところで、無料でレンタルでき、レンタル期間終了後には買い取るかどうかを選択できるというこの制度の事を教えていただき、このような好条件は他にはないという事で早速話を進める事になりました。
とはいえ、この事業は非常に狭き門で、県内で1箇所だけしか実施できないそうです。
ですので、最終的に池谷入山で実施できるかどうかはまだわかりません。
昨日籾山さんが農協に「牛を飼いたい」と電話したのが、今回の事業を知ったきっかけでした。
すごいタイミングで、実はこの事業の募集締め切りは6月末だったそうで、このタイミングでこの事業を紹介していただけたのは何か運命的なものがあるような気がしております。
という訳で、朝から地域振興局の方がいらっしゃる事になりましたので、その前に牛の放牧予定の耕作放棄地の草刈りをある程度行いました。
草を刈る前はもう草ボーボーです。
耕作放棄地の周囲の草を一通り刈りました。それでも草ボーボーです。
そして、地域振興局の方の現地調査です。
現地調査の際に色々お話もし、うまく事業地に選ばれればスムーズに進みそうでした。
書類申請についても地域振興局の方々は非常に協力的でしたので期待したいと思います。
現地調査の後は、地域おこし実行委員会代表の浩史さんのお宅で事務作業を行い、申請についての準備は万全となりました。
あとは選ばれるかどうかを待つことになります。
集落では昔は皆牛を飼っていたそうです。
今回牛が復活すれば循環型の農業(牛の糞を肥糧として活用)や、再生可能エネルギー(メタンガスを発生させ、分校で使用)を作るなどといった持続可能な集落の取り組みについて大きく前進します。
なので、是非この事業地に池谷入山が選ばれてほしいです。

多田朋孔

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